我如古地下放送局

沖縄のタイポップDJ。平日リーマン。G-shelterスタッフ毎日我如古(だった)

G-shelter大忘年会をやった話

いつでもこんばんは、ハイナです。

 

去る12/17(土)に東京ローカルからNATURE DANGER GANG(以下、NDG)を迎え、G-shelter大忘年会を開催しました。

 

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来れた人には伝わっていると思いますがNDG見るためのイベントというよりは
2016年のG-shelterで生まれた数々の最良の瞬間を再び呼び起こしたパーティーを開催して、そのピークの時にNDGをお迎えするという企画意図がありました。

G-shelterの2016年のBest盤が再生できたら、より最高な形でNDGと楽しむことが出来るのでないかと。

そのために、パーティーの中心をステージではなくってフロアの方に寄せておきたくて、鍋を食べてもらったり多くの方々に参加いただくカラオケの時間を設けたりしました。

結果的には、それらが有機的に絡まってワクワクとドキドキが4時間くらい続くパーティーになったと思ってます。楽しかった!

 

 

今回は、NDGの面々が本番当日だったこともあり企画者の私だったり、G-shelterとのチューニングを行なう時間が極端に少なかったので、一計を案じて恋あしでもお世話になったトゥクトゥクレンタカーを手配してお迎えにいったのが最初の成功で、ご一行もテンション上がっていたし、運転者の面々や送迎アンバサダー(運転しない人達)として素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれたお二人ともグッドバイブスが共有できました。

 

 

 

時間的にも予算的にも少なくないリスクをもって公演を打つからにはバッチリお出迎えして、他の夜を凌駕するような演奏をしてもらわにゃね!時間と体力とお金を使って足を運んでくれるフロアのお客さんと素晴らしい体験をしたいじゃんね?ね?

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そして、バタバタとリハーサルを終えあっちゅまにオープン時間となり最初のアクトTHAIPOP GANGSTAとして出演しました。

頼りになるDJはなまると応用力や対応力がすばらしいVJおきなわさんに頼って全くシーンのないTHAIPOPの音と映像を一時間みっちり流しパーティーは始まりました。

THAIPOPは偉大なので、解説をするなどちゃんと扱うと素晴らしい威力を発揮してくれるし、好きです。異文化に当てられるのは本当に刺激的だと思う!!

(「トゥクトゥク送迎からのTHAIPOPって素敵!」って思ってたけどトゥクトゥクの音声入力端子使えば走行中にTHAIPOP出来たですね。ミスでした。)

 

そして、次に出演したのがWA RUBBERSです。ここでも私は出演しました。沖縄県内でも上位に入る大好きなバンドなのですが、今回の日程だとBassの社長が沖縄県内におらず、出演が出来ない状態だったのですが私自身がBassを弾く!とか無理言って出演いただきました。

何回か練習している時は必死だったのですがいざ本番になると、めちゃめちゃ楽しいバンドでした。ライブだと良く聞き取れないと思いますが、沖縄県内の今の状況をあんな詩でレベる音楽って貴重だと思っています。(もっとライブしてほしいので、今後も積極的に手伝いたい!)

 

そして、今回の出演を楽しみにしていた「鍋」の出演で炊き出し状態となる会場では、お客さんも照れつつ食べてくれていて照れている感じと満腹感が横滑りして、お客さん同士に微妙な親近感が生まれていたように見えました。

やっぱりご飯は偉大だし、夜八時台は音楽よりもご飯の方が需要があるので今後も、隙を見計らっては取り入れていきたいと思います。

またそーゆーコミュニケーションに関しては沖縄県内で屈指の実績を誇る手塚太加丸と石田祐規が腕を振るっていたのは頼もしかったです。(でも、二人にきちんとスポットライトが当たるようにしたい!)

 

次に出演したのが「ド地下アイドルもかろんちゃん14才とまいちゆうちゃん4才(園児)」

まいちゆうちゃんのパパという設定(たぶん)のオタクが皆さんびしっとスーツ着用で揃えてフロアをロックしてたのはとても頼もしかったし、自分たちが楽しくなるようにパーティーで暴れ回っているのは本当に素晴らしかったです。

腕組んでステージ上から与えられる音楽を待っているんじゃなくて音楽やパフォーマンスの一部として振る舞うのはクールだし楽しい時間を過ごす上では、めちゃめちゃクレーバーなやり方だと思う!

今年、G-shelterで行なわれた「ひとりカンタービレ」のパフォーマンスを更新するような時間でした。バンドマンとかバンドファンのお客さんがちょっと笑いながら、アイドルとオタクの空間を必死で読み解こうとしている様も面白かったです。

異文化にやられるのは本当に刺激的!

 

そして、今回のイベントの中で一番どうなるかわからなかった県立道徳学園!ことMCウクダダとMC iknowと 非の打ち所と殺沼蜘蛛助のアクト!

4人が交わることで何か新しいものが生まれるかと思いきや3回の綿密なミーティングの内容をぶっちぎって殺沼が炸裂してました。学校というセットに合わせたはずのSEチャイムは寺の鐘の音が鳴り響く不穏な雰囲気だし、PPAPのイントロから始まってビートも音色もまったく同期しないDr.Dreのトラックに繋がる仕上がりは強烈。

異様に手がかかっている小道具の数々の仕上がりもアレだったりで殺沼自身のオフラインっぷりがめちゃめちゃかっこ良かったです。 そして、アクトの後半は朋友の3人を下げて完全な殺沼ワールドのステージを展開してて痺れました。彼の楽曲の素晴らしさはもちろんなのですが、今回のNDGをすごく楽しみにしていた気持ちがほとばしるステージングで次のステージを控えるNDGの紹介の時には心底嬉しそうに

「ついにインターネットの向こう側が見られるぞ!」とマイクに叫んでました

これは泣ける!!!!!!!だって殺沼の作業用PCってネットに繋がってないんだもの!!!!!

 

もうここまで書いたら誰も読んでないと思うのですが

やっとNDGが登場します。

 

はっきり言って、りんご音楽祭2015年とフジロッ久(仮)のWWWワンマンのオープニングアクトで見たことが会って、音響の問題や会場の構造の問題からどちらも万全の状態には見えていませんでした。

しかし、夜中のG-shelterでみんなでみらた楽しいだろうなーという期待で今回のブッキングを行なったのですが、想像の倍の倍の倍でした!まじありがとうございます状態です。

NDGのメンバーが数百回繰り返して鍛えられまくった楽曲の数々とグライムっぽくリズムに乗せられる詩も音楽的だし強いしなにより、数千の夜を越えてきたカラダはとても美しく、感動的でした。

そして、OPENしてからこの時間の向かって積み上げられてきた数時間に蓄えられたエネルギーがG-shelterのあちこちにぶつかって乱反射してました!火をつけたら燃え上がりそうなくらいの空間になってたし実際に火が燃え上がってました。怖かった。

 

ポエジーな表現でしか捉えることが出来ないし、瞬間瞬間の詳しい説明しても

ぷよぷよ!」

「ドロップキック!」

「火炎放射!」

「やたら明るい丸裸!」

「ご本尊!」

とか、バグを起こすためのランダム入力みたいな単語ばかりになってしまいますが、奇をてらっているのではなく、「暴れまくってヤバい」ことがしたい!という打算でもない、それを介してでしかたどり着かない表現にチャレンジしている音楽集団ってことがよくわかってグッときました。そして、この夜は会場ごと一緒になかなかたどり着けない音楽空間までテレポートさせてくれていたことを実感してます。異文化体験は素晴らしい。(インターネットの向こう側ってこんなに人間だったんだな!殺沼!)

 

当然、この時間を終わらせたくないお客さんたちはアンコールを繰り返しNDGは2度も応えてくれて、本当に最高の瞬間の連続のメイクに成功してました、

 

そして、いよいよトリのMCアダポムとDJサクラマコトが登場し2016年、G-shelterで起きた様々な楽しい瞬間をコンパイルしたカラオケタイムが始まりました。 

去年の年末は私とg-shelter管理人の黒澤さんで2015年のイベントの振り返りトークショーをやったのですが、今回は音楽で1年間振り返りつつ本人やファンを巻き込んでダンスやうたで、体感的に2016年の断片を再生しました。

この時間は本当にボーナスタイムのような高揚感で入れ替わり立ち替わりでマイクリレーが続き最後にはNDGが東京アンダーグラウンドシーン(フジ久を含む)をカバーしてくれる等、確変大当たりが続きまくる内容となりました。

お客さんも出しゃばる人が多くておもしろかった。

 

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という感じでG-shelter大忘年会をざっと振り返りました。(←じゅうぶん長い)

オーガナイズするにはエゴを出しまくりましたが結果的に、あの素晴らしいボーナスタイムを常連さんや、みたことない人達やオタクのみなさまやバンドマンやG-shelterスタッフのみんなと一緒に過ごせて最高でした。

ほぼ、面識のなかったNDGのメンバーの面々ともあれだけの夜を過ごせたことで打ち解けることが出来たと思うしやっぱり音楽ってググっと人と繋がれる芸術だと思いますので2017年におきましても、音楽とかパーティーとか音楽みたいな素晴らしい時間とか、パーティーみたいなハイな空間を過ごしていただければ最高だし、続けていきたいのでどうぞ2017年もG-shelterをご贔屓のほどよろしくお願いします!

 

 

 

追伸

引用ギャラリー

NDG!!! いつかまたね!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

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