我如古地下放送局

沖縄のタイポップDJ。平日リーマン。G-shelterスタッフ毎日我如古(だった)

Neon Oasis Fest.24(台湾) のこと

いつでもこんばんは、ハイナです。 去った週末2024/1/19(金)〜21(日)に台北南部の農場で開催された「Neon Oasis Fest.24」に出演者として参加したので記録を残します。記憶がフレッシュなうちに更新したいので箇条書き混じりで記載していきます。

■波フェスとNeon Oasis Fest.(霓虹綠洲音樂祭)の共同の取り組みについて

 去年の5月に友人から「台湾でフェスの主催チームに所属している友人が話があるらしいので連絡先伝えました」という電話があったので、おうおういいねーとか軽い気持ちでいたらすぐに電話がありまして、BABFでちらっと話したことのある728(ナツヤ[Sogare])と20分ほど話をしました。事前に聞いていた通り台湾と沖縄の音楽コミュニティーをつなげる動きをしたいというような話と熱い意気込みを聞いておうおういいねーって感じだったのですが、その翌週にはリーバイス台湾の周年のWEBプロモーションにRITTOがブッキングされた報告を聞いて襟を正しました。意気込みの電話かと持っていたら案件抱えるレベルで具体化できる人がいるなんて聞いたことないよ!

しかも仕上がりいいじゃないっすか!!!

という速度感であれよあれよと波の上フェスティバル(私は初回からスタッフとして関わっているフェス)に台湾からのアーティストの招聘が決まり、お互いのフェスのプレイガイドの乗り入れでそれぞれの国でのプロモーションと決済方法を協力し合う関係などが構築されて、2023年11月には本当に波の上フェスティバルに台湾のアーティストが出演しました。めっちゃ楽しかった。 そして、約束通りに「Neon Oasis Fest.24」にはRITTO/CHOUJI/TORAUMAの出演がアナウンスされて、おうおういいねーって思ってたら追加でDJ 4号棟と私 DJ 817も出られることになりました。台北のみんなとタイポップチャンス(タイの音楽を聞いて大騒ぎする機会)を得られるなんて嬉しいことですね!沖縄在住のDJが台北でタイの音楽で楽しくやることなんて全く想像つきませんが、きっと大丈夫なぜならタイポップは最高だから。という願いのような確信を持って乗り込んでいきました。

■往復の価格とかかった時間

とはいえ、本当に出演するのか嘘みたい!という気持ちと己の怠惰で、ギリまで飛行機を抑えずにいたら「そろそろ取りましたか?」的なメッセージが来たので、慌てて席を確保。 行きはタイガーエア、帰りはピーチエアで48,000円(燃料代込み)でした。だいぶ高くなった気がするけど、総統選挙と冬休み、旧正月前のタイミングと重なり費用が高かったみたいで平時はもっと安く行けるようでした。とにかく機内込み込み荷物が10kgなので助かりました。預け荷物なんてするわけないレベルのDJなので、ほんとにありがたい。インディー文化交流はハンドキャリーということで相場が決まっています。 今回、ツアーを共にする沖縄の赤土の面々は2名ほど行きの便を逃したことを事前に聞いていたので、気を引き締めて那覇空港に向かいました。

<初日>

飛行機の中で読む本として、全く参考にならないけどテンションあがるだろうからと大好きな馳周平の台湾舞台の作品を持っていったら劇中に今回宿泊したホテルが出てきて運命を感じましたね。

■桃園空港から台北駅の麺料理/新店駅からタクシー

予定時刻通りに桃園空港に到着し、ここから会場まで電車移動となるのでsuicaみたいなやつをゲットしてチャージ。今回は電車移動が多くなりそうだからと400台湾元(2000円)をチャージしたのですが、結局この時にしか電車を使わなかったので恐ろしい額のデポジットを持ったまま帰国することになりました。 それで、台北駅での乗り換え時にローカルご飯を食べようと、20秒ほど検索して決めた店がここ

歩いて向かう途中の台北の街並みに、慣れ親しんだバンコク那覇をミックスしたような光景と人々の振る舞いにテンション上がってしまって、到着した店舗で牛肉ラーメンと餃子を頼んでしまった。サイズもわからないし、高校生の食欲も失って久しいのに大丈夫なのだろうかと思っていたけど先についた牛肉ラーメンはとても最高でサイズもいいぐらいで嬉しくなったのはいいのですが、餃子がなかなかこないし、注文を撮ってくれた給仕の方が見当たらないので「餃子を注文したのですがまだきていません。もしまだ作っていなければキャンセルで、あるいは作っているなら待ちます!」という説明が伝わる気がしなくて、ささっとレジの方にお願いしてお会計を済ませると、注文取ってくれたスタッフがキッチンの湯気の中から現れて「あんた餃子注文したでしょ?どうすんの!」って絶対言われてるのはわかっているが、全く忘れん坊のふりをして乗り切りました。  

肉がすごかった

地下鉄は日本よりワイドな作りで乗りやすかった。隣でスマホでメールの作成画面を開いたまま頭を掻きむしっていたおじさんが気になっていたけど、すぐに頭を抱えたまま寝ていたのでそんな感じで大丈夫なんだはず。 新店駅(会場から最寄りの駅)で丸亀うどんを食べそうになった(餃子分のスペースがあるので)けど我慢して、コーヒー屋さんで充電と小休止。コーヒー1杯で100台湾元(500円)だったので、いよいよ気を引き締めないとやばいと気が付く。

■会場入り

そこから、タクシー200台湾元(1000円)くらいで会場に入る。チケット引換所で728に電話するもリハ中なので後で折り返すと連絡があったまま植物を愛でるなどしていると60分経ってしまったので、結局そのままズイズイと入って行きました。自ら出演もする728のリハ時間がまるまるっと被っていてしまったみたいなのと、事前に超確認するか気にせずにズイズイと進んで見るべきでしたね。 ここでは大人しくしていると何にもうまくいかないことに気がついて、残りの滞在時間はガンガン行こうと決めました。ガンガン行こう。

(彼の名誉のために補足すると、我々を含む日本人アーティスト全員の送迎手配と告知アナウンス手配とステージプロットの共有と現地での機材確保とチェックインの確認とリハの準備と前夜祭のキュレーションと後夜祭のメンツ集めと会場確保とアーティストブッキングとSNS告知。そしてこれら全ての時間での現地スタッフへの連絡などなどなどなどなどなど、私が知っている範囲で728の仕事量は凄まじく、おそらく本当はこの倍以上の仕事があるだろうから私の60分なんてタンブンの範囲です。うさがみそーれ)

DJ 817が印刷されてトラスでピンっと張られている!!

■フェス会場の規模

高低差があって楽しい

<音楽エリア>

音楽ステージは全部で3つあって、端から端まで歩いても10分かからないくらいでリハの音かぶりくらいは気にしないスタイルでした。観光農園にあるのでアップダウンは激しく、直線距離よりも歩いた感があるのは楽しいです。途中に鯉が泳ぐ池があったり吊り橋があったり茶畑が広がっていたりと見応えがすごいし気分のリセットにはもってこいな移動でした。 そのほか、公式エリアマップでは記載されていないヨガ専用スペースがあったり、フォトスポットがあったり、台湾の大人のおもちゃ専門ECサイトのエリアがあったりと会場内にぎゅぎゅっと詰まってて楽しかったです。 大人のおもちゃブースに入るには入り口で専用のアプリをインストールする必要があるらしいのですが、無事にエリア内に入ると台湾のえっちなインスタグラマーと写真が撮れるという企画があったようです。そして、明日はこのブースの隣でDJすることがわかりました。なんだか嬉しい。

"Dr.情趣”で検索🔍

<フードエリア>

フードブースは2つのエリアにあって、それぞれ10-15店舗くらいが被らないメニューを出店していました。ほとんどがキッチンカーなのは、最近はどこでも同じですね。一方でLEDライトの照明の設置個数が強烈で夜でもネット配信者のスタジオくらいピッカピカだったのは夜市文化での出店ノウハウな気がしています。 エリアの端っこにあった波フェスブースでは照明の準備は十分ではなかったのに、四方のブースのライトのおかげでピカピカだった。

最低価格の目安は

  • ドリンクはお玉で掬うタイプの果実紅茶が60台湾元(300円)〜

  • コーヒーはセブンイレブンのRサイズで100台湾元(500円)〜

  • フードは小さめのブリトーが140台湾元(700円)〜

まぁフェスって感じの割高料金だったのでジャンジャン行けるわけでもなかったです。 初日は公式のドリンクカウンターが立ち上がっておらず、出店者のクラフトビールを買ったら250台湾元(1250円)で本当に挫けそうになりましたが、2日目に出演者ケータリングでハイネケンライトが補充されたので心底ホッとしました。 フードブースで印象的だったのは、台北の南部にルーツのある「泰雅族」のフードブースも出ていたこと。伝統スパイス「馬告」の練り込まれたソーセージを食べました。胡椒っぽいけどピリピリ感の強いスパイスはかなり美味しかったんだけど、ソーセージ自体の甘味が強くって不思議な感じ。塩ではなく砂糖の効果を使った保存食ってことなんでしょう。少数民族のフードブースだったんだけど、衣装も控えめだったしブースの兄さんはピンクの髪をしてイケイケだったので、ノリとしては沖縄本島で与那国の物産を売っている感じに見えるんだけどどうなんだろうか。台北における少数民族の受け止められ方や当たり前にいる感じは計り知れない。

<沖縄ブース>

フードエリアの端っこの動線的に見えやすい好立地に波フェスブースを設けてもらっていて、ライブシルクスクリーンはボディーがなくなるほど大好評なようでした。フードブースは連日買い出しと仕込みで大変そうだったのでよかったに違いありません。 どちらも人手が足りなくなる瞬間が何度もあったようなのですが、助っ人が寝坊助だったりいつの間にかいなくなったり電話繋がんなかったり、約束の1時間遅れで戻ってきたと思ったら悪びれた様子が皆無だったりしてて責任者は盛り上がっていました。

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■pinkchainとRICCHOとkaoruko

  • pinkchain 面白すぎる!みんなも見た方がいい!

  • riccho 幾千の夜を超えてきた身体はここでも通用するんだ!バラードも響いているようでさすが!!!でした!

  • kaoruko は初めて見ましたが、ベッドルームで作った(絶対そう!)音楽が海を超えていく様子にグッときました。

■やっとこさホテルチェックインしてすぐ寝る

足ツボマッサージに行こうと思ったらメニュー見せてくれなくて、高単価のメニューを施術されてまあいいやって思ってすぐ寝ました。

<2日目>

■早めに起きて朝食バイキング

 いつもの通りam8:00に目が覚めたので、ホテルの朝食バイキング。日本とそんなに変わらないメニューにホッとしつつも、まじでガラガラだったのでみんな寝てるんだろうね。給仕のおじさんが暇を持て余して料理をしょっちゅうかき回してたんだけどそれあんま意味ないと思います。 その後、両替をするべく街を歩きましたが、土曜日なので為替両替は閉まってた当然。銀行ATMでキャッシングで引き出しておいたらそっちの方が手数料安かったよ。そうかそうなもんだった。

バイキングの盛り付けを撮ったつもりの最悪画像

■送迎最高助かります、チェックイン

今回はホテルから会場までの送迎車に乗せてもらえたので超ありがたかったです。1時間もかからずに会場到着だし、ここが電車移動だと夜までの体力に影響するだろうから助かるわー。 会場では、連絡に行き違いがあったようでDJステージの出演者にはアーティスパスが発行されてなくて残念。アーティストのリストバンドがあると使えるトイレの数が増えたりショートカットな動線があったりするのですが、結果的にこのフェスにはどちらもなく平等でしたのでオーライ

■始まるまでに過ごした時間

 出演時間まで多少余裕があるものの変に時間がある分ソワソワしてしまうので、会場内を大きめの移動でぶらぶらしてたら谷の向こうの大きなステージから柴田聡子バンドが雑感を演奏してて最高。台北の農園で聴けるのは、すでにかけがえのない体験。 その後は沖縄で遊んだことのある透明雑誌のビンスらしきマスク男性を見つけたので<あの人は絶対ビンス:台湾の成人男性はこんな見た目=6:4> 位の気持ちで話しかけたらやっぱりビンスで彼もびっくりしてました。

彼との近況報告や改めてのフェス散策を一緒に過ごし、かなり気分が落ち着いてきた。

■DJ本番の流れ

事前にステージプロットを出していたはずなんだけど、CDJ以外に頼んでいたマイクとマイクケーブルとマイクスタンドはどこにもなくって、PAさんを見たら檳榔で口の中真っ赤っかだったので、まぁいっかということにしました。 本番が近くなってきたので、水分接収を控えつつ前の出演者の4号棟のプレイするjukeを聴いていたけど、このステージは音楽ステージの動線に位置するため、各ステージの転換の時間に人通りは多くなるものの、ほとんどの人は素通りするか。インスタストーリー用にカメラを回している時間だけちょろっと踊って立ち去るかが多いことが発覚。しかし、天気が悪くなりそうな日に屋根がある動線ってめちゃめちゃチャンスあるので、ワクワクしてきました。なぜか4号棟のプレイをサイリウム振りながら踊るグループがいて謎。私とRITTOとその軍団しかいないフロアはマジで昂りました。 いよいよ本番となり、新しいモーラムとかルークトゥンなどで15分位プレイしてその時はフロアは6人位でしたが、多分隣のステージの転換時間での大移動が重なって人通りが激しくなったあたりに強いシンセフレーズのある曲をかけると潮目が変わってきて、紛れもないタイポップ空間が出来上がっていきました。


www.youtube.com 潮目の変化になった曲です

騒音規制があるようで、途中で音量が下げられたり元に戻ったりしてましたが、スタッフが都度マスター音量の変更についてメモをくれたので、むしろ選曲に役立てられて楽しかったです。 プレイするそれぞれの楽曲を私が初めて聴いた時の喜びを全身で再現するエナジーがフロアの人たちに伝播して、空間のバイブレーションでさらに多くの人たちが参加していく様子はフェスならでは!さらにちょっと雨も降ってきたみたいで天は我に味方せり! 「ウォーアイニー、ウォーアイタイポップ、タイポップアイニー、それでは聴いてくだい、ンガッタンガッタン」って叫んでもウケるし「hello kitty 芭樂咖哩 美味しい」のイントロでは歓声上がるし、全ての要素がハマってすごかったです。 事前情報がどこにも発信されていなかったので、途中で「i just play only THAI music」というシャウトを地声でやりまくった成果もあって「タイ音楽最高」みたいな感じでプレイ後に話かけてもらえてよかったです。


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ちなみにプレイ後にはそのまま、興奮した状態で識別されやすいように同じ服のままうろちょろしたけど、物販はそんなに動かず

■TORAUMAステージ

今回はTORAUMAのバックDJをやる感じな雰囲気を感じていたので、本人に依頼されるまえにステージPA担当者とメールやりとりが始まっていて、まぁそんなもんなのでいいのですがセットリストの英語資料作成までやったのはマジでビール奢ってほしい。 本番前の集合と直前での演出の打ち合わせと本番の機材でのトラックデータの読み込みはスムーズに行ってホッとし、背中合わせのステージとの音被りの関係で外音を切ったままリハでしたが、お客さんの反応をより感じたかったというのもDJブースの返しは極力下げてもらいました。本当は、外音出さないリハのまま本番の一音目からどかーんと行きたかったけど、728のアドバイスで2分だけ外音ありでリハしたらちょっと人が集まってきた。結果的には外向けの低音を大きくしてもらったのは功を奏した。 本番が始まるとすでに100人くらいのお客さんがいるし、TORAUMAの楽曲が終わるごとに歓声がどんどん大きくなるし、さらに人もどんどん増えてくるしですごいです。映像だとわからないけど、ステージ上で聴いてみると、こんなに一人一人の歓声が分離して聞こえるもんなんですね。肉声のエネルギーとはすごいもんだ。 (ところで、後半トイレ行きたすぎて気が急いてしまって、フックの終わりにlow filterかけたらTORAUMAに睨まれた) 彼のキャリアでも40分のステージングはなかなか大変みたいで、事前のトラックリストの提出や合計出演時間の調整でも時間に満たないことはわかっていたのですが、やっぱり持ち時間4分を残して終了。彼がステージから降りるととんでもない歓声とアンコールが掛かって、もう一回椿をやることになり、慌ててトラックをかけるとイントロのピアノフレーズで、こちらの頭が揺れるほどの大歓声。思わず鳥肌が立って感動するもんなんだろうけど、俺は早くトイレに行きたかった。 ライブ終了後にTORAUMAがフロアに戻ると、囲まれるわけでもなくファンの出待ちが順序よく声がけするって感じがズーーーっと続いていた。みんなキャーキャーする感じでもなくとっても気が回るお客さんたちなんですね。よかった。

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■CHOUJI→ RITTO

 自分のプレイも無事にうまく行って、TORAUMAなんてもっともっとすごかったという余韻で呆けてしまって  CHOUJI → rittoはニコニコ見てました。ステージングがうますぎるし4号棟と息のあった曲間の切り替えなどに感嘆。

■Dungi Sapor

その時間にちょっと抜けて、DJステージのDungi Saporを見にいく。 今週末のsoi48のパーティーで来日することを知り、ラッキー!くらいに思っていたのですがとんでもなかった。 阿美DJとのことでアミ族の歌唱をダークな4つ打ちにブレンドしたトラックの連べ打ちでヤられました、ディレイの効いた高齢であろう歌手の声は魔術的に聞こえたり牧歌的に聞こえたりと表情を変えまくったり、子供のチャントが混ざってきたりとたまらない内容。その不思議なブレンドにはどんな光景も浮かんでない心地よさがありました。(私が不勉強なことに阿美のイメージがない) 正直、フロアがめちゃめちゃ盛り上がっているわけではなかったし、引用されている歌唱が切り替わるタイミングで声を上げるお客さんもいなかったので、少数民族:阿美という属性がどのように受け止められているかはわからなかったのですが、あの音楽はみんなアガると思いますので、東京方面の方は今週末にぜひ!

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■万能青年旅団

 プアチウィットみたいな感じなのかも。中国のバンドの演奏を総選挙直後に聞く台北の人たちの気持ちは計り知れないけど、それは深読み過ぎるのかもしれません。

■送迎最高

 当然混雑している帰り道なので、送迎車待ちなんて全然大丈夫っす!自分昨日は60分もここにいましたんで!植わっている植物ですら馴染みの面々です!これは新輝公司の30周年記念植樹の苗です!

■深夜のbar

夜は3codeというbarで活躍している沖縄の知り合いのお店に行って、外国で活躍するなんてかっこいいなーって思いました。

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<3日目>

■最後の朝も会場に再度in

いつもの習慣で8時に目が覚めてしまったので、無人の朝食バフェ寄ってちょっと会場を散策。昨日、沖縄勢が出演したステージで見ていると、音の減衰がすごすぎてステージ前10mより後ろだとスッカスカに聞こえてびっくりしたけど、昨日はそんなことなかったらしい。外音確認めっちゃ大事!(出演者のトラックとの相性の問題もあるかも) コーヒー買ってたら3組ぐらいに声かけてもらって一緒に写真撮影。MIX CDも求めてくれてありがたかったです。遠い街のカップルの思い出になれるなんて素晴らしいことだな。奇跡的だ。

最後まで、送迎車最高で、空港で残りの台湾元で割高ルーローハン食べちゃおっかなー、妻子へのお土産も!って思ってたらチェックインやら出国手続きやらで90分掛かってしまって、トイレに寄るのがせいぜいでした。感慨に浸る暇もなく、出発搭乗口に記載されている「琉球」の文字を写真に撮るパッテリーもなく、日本円にして2万円ほどの莫大な台湾元を持ったまま沖縄へと飛んで戻りました。

<終わりに>

明確な用事がある海外移動はやっぱり最高だし、90分くらいのフライトなのでもっと軽率に那覇から行けるような状況を作っていたいですね。呼ばれる場所があって、時間を作りやすい人生を仕込まないといけないのでどちらもゆっくりじわじわ進めていきたいと思います。

とにかく、今回の機会を自力で作ってくれた728に大きな感謝と敬意を送ります。彼(と彼らのチーム)がないと起きえないことだし「YOASOBIを呼びました!」みたいな日本音楽の果実収穫の部分ではなく、台湾と沖縄のローカル音楽の融合という土地の耕しを丁寧に粘り強く続けてくれたおかげて、去年から今年にかけて芽吹きまでは見えました。 あとは、こちらも育てるなり他の芽吹きを仕込むなどして、またあの農場やあちこちで咲かせまくって踊りましょう!とにかく今週はたくさん寝てくれ!

写真撮るときにイキりポーズしてくれる728