我如古地下放送局

沖縄は安里のG-shelter でスタッフやってます。平日リーマン。毎日我如古。

幻海岸運営記録

いつでもこんばんは、ハイナです。

 

幻海岸面白かったっすね!!!!!
運営記として当日の記録(レポート)と所感をエントリーします。 

幻海岸のはじまり

7月20日にsclapのトモユキさんから「コロナビーチフェスの跡地でイベント打てそうなんだけどなんかやらない?」ってお誘い受けて、すぐに「タイポップかけまくってどん滑りしまくるイベントやりたい!」って思いましたが、予算と集客目標聞いてすぐにその考えを引っ込めて、G-shelterとも縁のある604のMAVELに声かけたらやる気満々だったので「一緒にやりましょう」ってことになりました。 

美らSUNビーチの一部をMOON PALACEという名前を付けて、イベント会場として盛り上げよう!
という趣旨のプロジェクトの一環だったので、まずは場所を盛り上げるために予算よりも集客することに重きを置いて、無料開催しようと思ってましたが、警備の都合だったり、申請周りの関連でそれはNGってことだったので入場料500円での開催になりましたが、そんな話でOK出るなんてまじで懐深いMOON PALCE。

 

出演者の中でも604が中心になるので「high」って言葉をいれたくて「HIGH AIR CARNIVAL」というイベント名にして、#ハエバル という冗談みたいな略称を流通させようとしましたが、結局有料になったのでカーニバルという名称をやめて「Phantom beach festival」というタイトルにしました。

メンツ的にも価格的にも日程的にも自信があったので集客が200名越えを見込めることをあらためて運営チームに伝えた所、2週間くらいしてからGOサインが出たので「Phantom beach festival(俗称:幻海岸)」プロジェクトがスタートしました。

イベントタイトル決めとメインデザインの制作は604で打ち合わせしながらやったんですがシリコンバレーのスタートアップ企業canvaのデザインテンプレートがイケているのでタイトルが決まった15秒後にはメインビジュアルが出来上がりました。

「Phantom beach festival」というタイトルは収まりがいい字面ではありましたが、SNSでの綴り間違えでの検索性の低さや、口頭レベルでの読みがかったるい感あったので流通用には「幻海岸」という俗称でのリリースを決めたのが、イベント詳細発表直後だったのも「あとのせ幻」って感じでいい塩梅ですよね。

告知後から前日まで

お話をいただいてからデザインあがるまでがたしか7日くらいで出来て、なかなかのスピード感を出せたのは良いんですが、ブッキングしつつも604クルーとして引っ張ってくれたMAVELがこの世のものとは思えないくらい連絡がつきづらい人間なので、イベントの運営チームに報告や交渉をするなかで進められる部分は出来るだけ引き受けつつ、HPやその他デザイン周りについてはもう一任されたつもりで準備しました。
ODD LANDよりも強引具合が凄かった気がする。

とはいえ、会場となるMOON PALACEもスタートしたばっかりでバタバタしている中で詳細やイベント出来る実感がまだまだわかない中、604クルーのネットワークや各出演者のラインでマボロシ感のある内容を告知してくれてSNSを中心に徐々にイベントが広まってきたのが1週間まえくらい。

                       ・・・幻のサイファーエリア 

自分は自分で、我がG-shelterで灼熱の泰韓の準備を控えつつ、それの2日後の開催となるマボロシ海岸の準備で、てんやわんやでした。
(Ku’DammのKIMさんに事前情報でもメンタル面でもめちゃめちゃ助けてもらいました!)

んで、前日の26日に当日販売するTシャツをギリギリで受け取って
MAVEL、サークー、煩悩と一緒に家で手刷りで仕上げていく時にやっとイベント控えてる実感というかイベントの感触を手にしたので、本当に手を動かすことが一番大事ですねーとか思ったのが当日の午前1時くらい。

その夜はしっかり寝て、翌日は10時に起きてメイクマン行って、会場で必要になりそうな備品の買い出しと当日掲載用のポスターの印刷受け取りをしてから、イベントのお誘いをしてくれたsclapトモユキさんと一緒に会場入り。

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そのとき出演予定のKIRAYAMAさんから連絡があり、体調が悪すぎて出演が厳しいかもとのこと、まじかよ!という気持ちを病人にぶつけるわけもいかないので、とりあえずギリギリまで休んでから自己判断してもらうことにし、準備再開。
天気はちょっと雲もあるおかげで過ごしやすそう。準備した雨対策グッズも出番ないかもなーと安心しつつ、経費もったいない気持ちもありつつ。
既に、PAのWさんは準備完了状態だったので既に到着していた出演陣だけでリハーサルを済ませました。(やっぱリハしっかりしてた出演者は本番でもガシっと決めていたので準備万端大事っす)

それから開場してからは、いらっしゃったみなさんがTwitterとかInstagramとかアップしているので #幻海岸 (twitterリンク Instagramリンク)で検索してもらえばいい雰囲気をみることが出来るので、お任せするとして。。
スタートしてからヒヤヒヤしまくって全くtweetできなかった脳内下書き状態の私の景色描写を下記に列挙します。

 

イベント当日〜私のマボロシ

ラッパーの口からはじめて聞いた「夏休みの宿題!」という単語

スタート1部のラッパーは16歳くらいから20代半ばまでの若手ラッパーが出演。

「おれもまだ夏休みの宿題が終わってないけど、今日はしっかり楽しもう!」みたいなことをいってるMCがいて、比喩ではない意味で「夏休みの宿題」という表現がステージから発せられることにビックリしました。
「席次を上げてハスリン」「ワックな校内放送」「イルな校内ボランティア顧問」とかHIPHOP用語での学校描写とか聞きたいけど、当事者からするとそーゆー言葉遊びには興味ないだろうなーとか。

 

血が凍る!テントへのスローアップ!

雨対策用に購入したビニールシートは出番ないと思っていたんですがグラフィティーチームがコンパネに下地を塗る際に、ビーチを汚さないための養生対策で使えました。
グラフィティーってグレーなアート行為なのに、下地を塗るという丁寧な下準備をするって意外だったし、実際にペイントするときには控え室用のテントに立てかけるってことになった時にも、養生テープをしっかりと張っていたので、非常に印象が変わったのですが・・・
ペイントがスタートするとその養生テープを張った横幕に直接ドシャーっとスローアップなされていて「板準備したのに使わないなんて!怖過ぎる!」と血が凍る思いをしました。テントレンタルした会社の方の顔が青ざめていたけど、養生していることをお伝えしセーフ。
最終的にも、養生テープがしっかり貼られていたおかげで、汚れてなかったのでセーフセーフ

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DJ鳥人間をしかます、大声レンタル

17時の段階で、KIRAYAMAさんの熱が下がらず出演断念という時に代打でDJ鳥人間が出演してくれることになったのですが、DJ鳥人間がステレオミニプラグを持て来てなかったらしいので、念のため持ってきたステレオミニプラグを私の鞄から取り出す。
フェスとかだとこーゆー細々したものの返却が疎かになりがちなので「ゼッテー返してよ!」と渡す時に絶叫すると「そんなにデカい声で言わなくても・・・」とこぼされた。念のためっすよ、念のため。 

サンセットタイムの中盤実力派の時間。

2部は県内の中堅MCたちのライブをたっぷり8組分堪能できました。

日の入りが18:50くらいだったので、今回のイベントはサンセットを中心にタイムテーブルを作成したので、夕日が沈んでからマジックタイムを経てすっかり夜になる時間まで、ダイナミックな空をバックに2部のMC陣を味わえるという贅沢。
それぞれのラップ内の描写も夜に起きたことや閃いたことが多いように聞こえたこともあって、がっつり空の移り変わりと音がマッチしてて気持ちよかった。天気のいい日の夜空はキャリアも長いし最強のVJですね。

しかも、ライブしてない日も毎日上映してるから地球はホントに凄い。室内で遊んでいる場合じゃないっすよ我々!

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話を戻すと、いままで何度も見てきている切刃のライブが凄くって、音のダイナミクスと歌詞の寄り添い方がキマってました。

切刃の表現は決して派手な声や表現内容ではなく、深く潜るタイプのアートなのですが、あの時間にあのセッティングで有機的な楽曲を浴びると、楽曲と展開のグラデーションの広がりが鮮やかでよかった。泣いた。

604の時間で醒めっぱなし

それで最後の604の時間が始まると、この日のパーティーの流れが、604のいままでの日々みたいなもんに着火したっぽくてスタート直後から出演者もお客さんも上がりまくってて、タイトル通りの"holy 604 hour”~聖なる604の時間~が華々しく燃えてました。

スタッフの方は舞台上に上がっている人間が多すぎて焦ってましたが「まー、そーゆーもんなんで」って自信満々に伝えたら、なぜかオッケーってことになったのは謎ですが、まー、そーゆーもんでしょ。

みんなスーパー良い笑顔とバイブスで素晴らしく、あの時の無敵タイム感は凄かったですねーとかいまだから言えますが、舞台の604の皆さんのテンションと反比例するように私はテンションを下げて、高級な機材や先輩の手配してくれた機材に“うっかり"ダメージが加えられないように、出演者の足下と手元をガン見してました。

パーティーなのでタバコやドリンクはつきものなんですが、フェスなのでタバコやドリンクでのうっかりは厳禁。
その辺の衝突が起きないように最大限気を配ったり、声かけしてたときにステージは終盤で、唾奇のROOM VACATIONがキックされました。

featのおかもとえみのコーラスで

「裸足のままで二人/秘密のバケーション/抱きしめたら/アルコールの海ね」

という出だしのコーラスが、この幻海岸のシチュエーションにぴったりすぎて笑えてきました。(歌の内容は正反対ですが、アルコールの海ってコロナビーチを直訳したんじゃないかというくらいのマッチ具合じゃないか!)

その後は、2017年の夏の最後に沖縄で唾奇のキラー連発ライブが見られる贅沢さと駐車場閉鎖時間への懸念で、訳わかんない感じになったころにライブが終了。余韻に浸る間もなくお客さんは駐車場へ急ぎ、一瞬でまばらになるフロア。

(結局22時を過ぎてもコインパーキングのゲートは作動しており、人力門番を努める警備員さんに謝り倒してみなさんが無事に車を出せました!よかった!)

夜の住人の出演陣はその後アフターパーティーに流れるらしくささっと会場を後にしてくれた後に運営スタッフの皆さんが粛々とゴミ拾いと機材の搬出をされていたのが印象的でした。

大人になりたくない気持ちも分かるけど、大人はこーゆーとのしっかりやるすんすよね。

 

そんで、私もちょろ手伝いしつつ荷物を抱えてMAVEL達と合流し
お互いをねぎらいつつ、天下一品で激辛食べて帰ってゼリー食べてすぐ寝ました。

 

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今回MAVELと一緒にはじめてイベントやるにあたって、事前に打ち合わせとか
イデア(ヒラメキ)とか交換しながら、1か月で形に出来たのは嬉しかったです。

MAVELはおれみたいな人でもないし、おれは604とは全然違うライフスタイルだけど
ちがうからこそ補完し合ってできることが増えるのは確かだし、アンダーグラウンドで意気投合できたら、お互い苦手な部分は正直に頼って、出来る部分を引き受けて、そのままあんな幻みたいなステージまで行きたいもんですね。足を出してさっ

 

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旅に出ようか/足を出してさ/次の町がある/次の愛がある
例えばなんに困ったら誰に頼る?
まだやりたいことがだけが多過ぎる/いまも会いたい恩人がそこにいる/
旅に出ようか/どこに行こうか?/足を出して

足を出して/MAVEL-VOID

 

  

というわけで、今回はMOON PALACEが与えてくれたチャンスに全乗りしてDJ SASAさんとsclapトモユキさん、KIMさんの先輩方のサポートと604817のタッグで幻の海岸ステージを召還して、県内ラッパーにブッカマしてもらった訳ですが、正直もうちょっと内容詰めれば同じメンツで4倍くらいの人に楽しんでもらえると思うので来年なのかどうかは分かりませんが、チャンスを狙ってまた野外で遊びましょう。

そして、その野外で再会する日を目がけて各自の部屋とか車の中や地下クラブとかで火を絶やさずに遊び続けてましょう。

どうかその日までお元気で!