60人の公開搬入インスタレーション"うるさい"参加作品
いつでもこんばんはハイナです。
先日高円寺はPockeで行われた展示会”うるさい”に参加しました。
"うるさい"は、高円寺のPockeという6畳の展示会場に60人のアーティストが”うるさい”作品を展示するというもので、初日に公開搬入や作品の演奏orsomethinglikethatなパーティーが行われ、その後それらの作品やパーティー残骸が一週間放置されるといった企画です。(全容がわからないけど、この展示会の告知記事はコチラ)
主宰の一人もしもしさんに誘ってもらって当日会場入りしてからなにやるか決めようと思っていたのですが、東京入り出来なかったので搬入開始前に予想とねつ造を駆使してパーティーレポートを書いて会場で配布しました。
もし、会場に行かれた方はその場所の様子との差異をお楽しみいただき、行っていない方はこのレポートの内容から当日の様子を追体験いただければと思います。
以下、やってないパーティーの体験者によるリアルな記録です。
-----------------------------------------------
“うるさい” 最速レポート
1/10に東京高円寺Pockeで開催された「うるさい」では、わずか6畳のスペースに60人のうるさいことをする人が集まり、作品が公開で搬入あるいは演奏そしてパフォーマンスされた。私が体験した範囲で(なにせ60人も作家がいるのですべてを把握することができない)搬入日の様子をレポートする。
まず、当日の搬入開始時間前に誰よりも先に会場に到着しハシゴのような階段を上がると、すでに会場には運輸会社の配達表が貼られっぱなしの小包がいくつかとおおきな段ボールが4つ、そしてペイントされた石やデコ木工な品々が一箇所にまとめて置いてあった。6畳の狭い会場を見渡しながらこれからどんな”うるさい”ことがされるのかについて考えていると耳に障るような微かな音が聞こえてきた。音の正体が分かりづらいほどの小さな音でしゃわしゃわと鳴っている音を探ってみると、どうやら会場の窓際から聞こえてくるようだった。窓をあけ、人が一人ギリギリ座れるくらいの出窓スペースを探してみるがそれらしきものは見つからない。
窓をあけてきょろきょろしていると、滑車ごしに向かいの建物の2階の窓が開いていることに気がついた。その窓の向こう側ではジンギスカンのメインボーカルの格好をした男性が、スピーカーを入れたローソンのビニール袋をぶんぶん振り回しながら集音マイクでその音を拾っていた。謎のシャワシャワした音はその男から発せられていたのであった。(後から聞いた話によると、彼は”うるさい”に参加している『エスペラントノイズ』氏で、誰よりも早く搬入するために昼頃からセッティングをしていたとのこと。)
そして、そのノイズを薄ら聞きながらもぼちぼちと参加作家が集まり始め小包の封が解かれ作品が持ち込まれケーブルが配線されていった。18時開始される公開搬入前に準備が整いきるわけはなく、参加作家が全員集合する訳もなく”うるさい”展の公開搬入が一般向けのオープンされる時間となり、搬入パフォーマンスが開始された。
スタートしてからの公開搬入はまさに怒濤のような”うるさい”音や”うるさい”イメージに満ち満ちていた。中でも印象的だったものをいくつか紹介したい。音について印象的だったものを挙げると、前述した『エスペラントノイズ』が会場の向かいの建物で演奏を行っているというルール(あるのか?) 破りでショックを受けたが、手品ユニット『液体窒素呑ノ介呑五郎』による反転サウンドイリュージョンも衝撃的であった。参加者の声をその場で反転させる逆位相の声マネで発話者の声を打ち消すという消音芸で観客の喝采を浴び喝采も打ち消していた。『谷保石造り連盟』が高円寺の街で盗聴収集した会話のみでサウンドコラージュした演奏も、邪な好奇心を炙り出しざわざわとした作品だった。他にも会話をモチーフにした作品だと『嘉手苅志郎』の音声認識におけるズレを反復させる作品は、その”うるさい”環境でのストレスを純度の高い結晶に生成し、タイポミスと聞き間違いを癒着させるうるさい作品であった。そして何よりも観客の関心と心配を集めていた『田田田田(B.B.G)』の下剤アンプリファイヤーでの腸内サウンドは大腸ピックアップで増幅された消化音よりも、腹を下した本人の発する絶叫や悲痛なうめき声の方がうるさく感じ、観客の気分を害し続けたという点においても、最も危険で不穏なうるささを体現できていたように思う。
また、音に限らず立体物や映像やパフォーマンスでもなかなか"うるさい"体験でも印象に残るものは多かった。
人間魚拓をおこなった『湯浅ちひろ』は、雑誌や映像で表象される女性の身体の視覚的なイメージではなく、抱擁(やセックス)あるいは授乳などで触って知覚する身体を転写するパフォーマンスを行い、肉体のボリュームを"うるさい”までに引き出していたし。母をモチーフにした『オレンジヶ谷』の天井からつり下げたN901iSの背面ディスプレイに「母」と表示され続ける作品の無邪気さには安堵を覚えた。
以上、紹介できたのは一部ではあるが、上記のような音やイメージや身体を持って入れ替わり立ち替わりで合計60名の作家がそれぞれの”うるさい”を搬入し、それぞれの作品の”うるささ”がいくつにも折り重なって空間と時間を満たしていた。
人間魚拓を撮っている最中の腰アタリで下剤を飲んだ男が苦しむ頭上の携帯では母からの着信があるが聞こえる音は幾重にもエフェクトを掛けられたAMラジオの音源のビートに合わせた極々個人的な心境を語るラッパーが目にしていたのは120サイズの段ボールの中に閉じ込められたぬいぐるみが工場で吹き込まれた台詞を誤認識してMacのテキストにズレが生じた分だけブラウン管の走査線が揺れる。
まるで世界のような状態になっている。
こうして搬入時間の間中、6畳ほどのスペースは音や作品から発せられるうるささは同一空間で作品同士が混ざらないままの曼荼羅となっていたが、はたして11日以降の展示でこのサイケデリックスがどれほどの威力をもっているかにも着目したい。
また、これから展示期間に足を運ぶ際には押し迫ってくる”うるさい”作品だけでなく、会場の隅々にちりばめられた”うるさい”作品の断片にも目をやってほしい。当日の喧噪が鳴り止んだことで作品の数々に埋もれていた”うるさい”に気がつくこともあるかもしれない。
”うるさい”は重層的なのである。
Report by 817.2015/01/10 16:30
----------------------------------------------
Goodbye lapin!!
いつでもこんばんは、ハイナです。
前回のエントリーで触れたパンダとのお別れ後
入れ替わるようにしてラパンがきました。
写真はイメージです
先日、同じ職場を退職したナイスガイに安くで譲ってもらって車検通ったのが日曜日。ドライブをしていると右後ろ逆方向からシートベルトを引き出そうとしたりハザードランプの位置を間違えたり、ドアの開け方に戸惑ったりと、パンダの面影が付いて回ってセンチメンタルな月曜日。車に乗り換えてはじめてガソリンを補給したときに燃費の良さを実感したのが火曜日で、水曜日には少し慣れ始めていたのです。
そして、夜に会食を予定していた木曜日の夕方に混雑する330号線を南下していると、とてつもない衝撃が走りました。二回の衝撃でした。
その衝撃は抽象的なものでも比喩でもなくで追突事故なんですよ。
はい、後ろからドッカーンやられてその勢いで前の車にぶつけてしまいました。玉突き事故です。
あわてて降りて各ドライバーの安否を確認すると、玉突きとなった3台の車のドライバーは皆無事でほっとしながら車体を確認すると、後ろから前から被害が一番大きいのが私のラパンです。悲しい。
取りあえず、警察呼んで事故現場確認してもらって、運転免許書とか車検書・自賠責保険の証書などを確認したら、あれもう行っちゃうンスね〜って。てっきり飲酒チェックとか車内の確認とかあると思ったんだけど、検問とは訳が違うようでした。(ちょっと納得いかない)
その後、保険会社に電話連絡をして、事故状況や周りの様子を細かく報告していると
オペレーター「事故の際の天気はどうでしたか?」
わたし「夜なので分かりませんが、雨ではなかったです」
オペレーター「現在は現場付近にいますか?」
わたし「はい」
オペレーター「では、今現在そちらの天気はいかがですか?」
わたし「ほしが・・・・星がキレイに見えています」
オペレーター「・・・・あ、はい」
という、英語で言えば「I love you」と翻訳できるやりとりは警察のソレより詳細に行われました。(お金かかっているからそりゃそうだわ。)
で、車の後方から異音がするので念のためレッカー呼んで引っ張ってもらって帰宅し、翌日の朝一でお世話になっている自動車整備工場にラパンをin。
ほんのちょっと前に車検通したばっかりラパンが無惨な姿で帰って来て、整備士の方もびっくりしていたところ。ちょうどそのタイミングで保険会社から連絡があり、10:0での保証が確定したとのことで安心。
沖縄は自動車保険に入っていないドライバーがめちゃ多いというので心配していましたが、取りあえず先方の保険会社を通してやりとりできるのでホッとしています。
おそらく、車式も古いし軽でもあるので車の評価額は期待できないため、全損(車体の評価額<修理費)になることは間違いなさそうで、そろそろ決まるであろう保険会社の査定額を承認したら、保証金で新しい車を探します。
さよならラパン!たった5日の付き合いだったけど、いつかまた合う日まで!
ー続くー
追伸
私は軽いむち打ちとポケーっとしてしまうマブイ落とし状態であるコト以外は元気です。
Goodbye panda!
先週までパンダ乗り”だった”ハイナです。
はい、そうです丸4年所有していたパンダとお別れしました。
んで、思い出とか楽しかったこととかめちゃめちゃ一杯あるけど、当エントリーではしっかりお別れするために奥歯を噛み締めながら覚えている限りの修理歴とその値段を書いておきます。
いいことは何とな〜く覚えていればいいし、修理価格の方がいつか役に立つし、再購入にブレーキをかけつつもちょっと面白いし。
Fiat PANDA
さて、私が乗っていたパンダは平成7年のPanda selectaのオートマ車で1980年モデル復刻版ですね。無骨でいいンスよ。
パンダ最高!
4年前に買った当時は11万キロの走行距離で事故歴ナシってことでした。車体価格が28万円で塗装のし直しと車検で合計36万ちょいでした。
元々、車に全然詳しくなくって25歳くらいでやっと免許撮った後にだらだら探してたら、近所の中古車屋で見かけて詳細聞いてその日に予約しました。
「30万円台で外車乗れるなんてヤッピー!ひゅーひゅー!」って気分でした←
パンダ最高!with 我如古ファンクラブ
乗っていたのは、緑色のキャンバストップで天井が開くタイプ。左ハンドルいかす!っつって納車翌日にぽち山ぽち子さん(仮名)に自慢しながらドライブ誘ったら、キャンバストップの留め具を破壊されてしまって3千円払って修理。そこから2〜3ヶ月のスパンで訪れる修理(費用)地獄が幕をあけたのです!!!!!
パンダの修理歴と価格(乗車期間2010/11〜2014/11)
■ちょっとしたやつ
ワイパーが前にすっ飛ぶ
→留め具交換で4千円くらい
パワーウィンドウがゆっくり降下して戻らなくなる
→ワイヤーつけ直しで44千円くらい
ヘッドライトでハイビームしかつかなくなる×2回
→電子系統の交換で20千円くらい(中古部品)
空調ファンが効かなくなる
→一度直したときに10千円くらいかかったので、2回目からは無視
サビでマフラーが地面に落ちる
→パーツ交換で50千円ちょい
バッテリー交換
→fiatの仕様に合うやつがすげー高くて22千円
オイル交換
→4年分で32千円
クーラーの調整がぶっ壊れる(停車中にクーラーつけるとエンストする)
→クーラー使わない人間になったフリで無視
ガソリンが減るとエンストしやすくなる
→残り3ヶ月だから我慢。マメに給油でカバー
助手席の鍵穴がまるっと抜ける
→見積もったら60千円するとのことでスルーして、拾ったねじカバーをはめて終わり
鍵がかからなくなる(最後の半年は鍵かけてませんでした)
→上記と同じく60千円だったので運用でカバー
■大きいやつ
★ミッションが死んで全交換
→18万くらい(というか19万)
★車検
→32万(車検中に、揚々と大好きな目玉焼きパン食いながら通勤中に、黄身がパンからこぼれそうになって「おおっ」とパンをしゃくった直後に壁に激突で代車全壊。ブロック塀は傷がついておらず私も無傷でしたが、代車の修理費で15万くらいかかりました。
他はクーラント入れとかミッション周りのパーツ交換とタイヤ交換などで)
※注意
上の価格は合計しないでください。(計算しても私のローンは減りません!!!)
車は乗り物です
という訳で、パンダに乗るのはランニングコストが膨大ことはよくわかりましたが、「楽しいからやめらんないなー」というパンダアディクト状態を断ち切るために、2回目の車検目前となる先週でお別れしてきました。1万5千円で売れました。
今私は職を離れた元同僚から譲り受けたラパンに乗ってます。パンダの次はウサギです。全然楽しくありません。
私の通勤時間を支えていたパンダ時間は楽しいもので、例えば毎朝満員電車で気力を削りながらアレックエンパイア聞いてストレスを紛らしながら我慢している東京勤務のパラレルな俺からすると、パンダ乗って泰安洋行聞きながらふふーんと海岸線を流す生活では天地の開きがあります。
そうです、電車は160円くらいでパンダはハイオクでリッター10kmくらいなんです。
あれ、話がヨレテてしまっている。。。
つまり、車社会な地方で暮らしていると物質としての”車”と"車で過ごす時間"って優先度の高い消費行動になりがちで、自己実現自体も車に託すようにして、ゴツくて良い車買ったり、ナイスなサウンドを出すマフラーにチューンナップしたり、バックウィンドウに「miliyea!」ってステッカーはったり、DVDモニタを運転席助手席後部座席に合計4台取り付けてブートもののDVDをかけたりするって馬鹿にしてたんですけど。いい時間を実現するためだったり、自己の投影をするために車に投資を続けるという意味では、パンダアディクトもヤン車も変わらないなーと思います。
でもでもでも、車は歌を作らないし拗ねたり笑ったり仕事の機嫌良くなったり落ち込んだりしないので、そこまで入れ込むようなものではありません。
それよりなにより、新しいうたを届ける彼らのために私は車をトバして、この週末も那覇の街に出ることにします。
鼻歌響かすあのトンネルを抜けて!
HALLOWEEN ZOMBIE NIGHT レポート
いつでもこんばんは、ハイナです。
去る10/31にG-shelterにて「ハロウィーンゾンビナイト」を開催しました。沖縄県内屈指のDJかつゾンビフリークでもある諸先輩をお招きしてホラーな楽曲少々とホラー話を行うという、私が最近こっている音楽×駄話なイベントをハロウィンにぶつけてみたわけです。
近年特に盛り上がっているハロウィンですが、私が思うにダイソーでのハロウィングッズのラインナップが年々充実してきていることと、ドン・キホーテでの仮装グッズの充実などと比例して、消費者のテンションも上がってきているのじゃないかなーと。
特に今年はいままででピークとも思えるようなハロウィンの盛り上がりだったようですが「ちょっと変わった買い物ができて、SNS投稿のネタ作りができる楽しい日」として最適な日になっているのではないでしょうか。スポーツと違って勝ち負けがないし、衣装がんばればモテるかもしれないっていうセクシーな可能性もまたハロウィン人気を下支えしているのかと。(コスプレ文化の隆盛よりも、コスプレ衣装の隆盛の方がハロウィンブームに寄与しているって話ね)
それで、私は私で前回も書いたようなゾンビイベントを続けたいのもあり、時流に乗ることで出会ったことない人にも会えるかもをいう期待を込めてゾンビナイトをハロウィンの日に開催しました。結果前回よりも参加者もグッと増えましたし、内装としてG-shelter内にローソクをたっぷり設置できたことも新しい体験でした。
あと、参加者の皆さんもイケてて、アダムスファミリー。ゾンビ女子高生。魔女の宅急便の危機。サリー。ジャック。激かわいいメイドゾンビ−ズなどポップに昇華されている衣装をほぼDIYで展開していただけたのもG-shelterとしては嬉しゅうございました。私は朝からゾンビ出社して、同僚たちのハロウィンテンション(既製品が多かったです)にヤラてしまって、もはやイベントのときには映画の話をすることに焦点を絞っておりました。
さて、当イベントについてなにより記録しておきたいのは、前回からさらにボリューム(時間×内容)を増した、充実の映画トークの時間についてです、この下に各参加者のおススメ映画とそのポイントを記録しておきます。
----------------------
しゅうHATE
----------------------
『悪霊のはらわた』(12年 スウェーデン)
さすがビデオ屋で勤務しているだけあってジャケットからインパクトのある大ネタを持ってきてくださいました。前回の映画紹介のときにはデーモンズゲート’95(デモンズ’95 ※2014/11/26修正)というレアVHS(未DVD販売)紹介だったため、お勧めされても見ることが難しいネタを反省したのか、だいぶ手に入りやすい作品の紹介になりました。
ポイント①
サム・ライミ監督の『死霊のはらわた(’81)』のリメイク(オマージュ)作品 。 だがしかし『死霊のはらわた』からコミカルな所を完全に削ぎ落として、見る側に逃げ場を許さない激ゴア映画に再構築させている。
ポイント②
ホラー映画のお約束なストーリー 「アタマ悪そうな若者→なんだか分からない邪悪なモノにブッ殺される」を笑いナシで真面目、且つ、リアリティを待たせ”ブッ殺し”を徹底している。
ポイント③
ただただオリジナルのストーリーに沿って作り直すのではなく、自国の-言い伝え/伝説-に絡めて設定を変えてしまったり(死霊→妖精) 独自の解釈を加えて”再構築”させている 当然、低予算。
----------------------
takaSHI’T
----------------------
「デビルズ・リジェクト マーダー・ライド・ショー2』(05年 アメリカ)」
ゾンビフリークであることはもちろん、スプラッター/ホラー方面にも明るい(←って凄い紹介・・)takaSHI’Tさんが今回紹介したのが「デビルズ・リジェクト マーダー・ライド・ショー2』
日本版と洋版のジャケットの違いなどビジュアル面からはいり、国ごとのホラー描写の扱いの違いについて話しておりました。残酷描写をクールに描く手腕もさることながら、いつの間にか暴虐家族に感情移入してしまうという倒錯に酔える名作とのこと。こちらの作品もレンタルしやすいのでぜひ!
ポイント①
前作の『悪魔のいけにえ』オマージュなホラー作品と打って変わり、70'sアメリカンニューシネマ感があるホラー趣向なバイオレンス映画として存分に機能してる素晴らしい作品。
ポイント②
殺人逃避行のファイアフライ家と一家に兄を殺されたワイデル保安官の復讐劇。後半、鬼畜な行動に走る保安官の正義と悪の逆転っぷりに捕らえられた極悪な一家に感情移入してしまう。
ポイント③
ワイデル保安官に雇われた一味に『サランドラ』のマイケル・ベリーマン、ダニー・トレホその相棒役にダイヤモンド・ダラス・ペイジとアメリカンプロレスファンも高まるキャスティング。
アメリカンプロレスのスターも出演で、takaSHI’Tさんはそっち方面の話をもっとしたかったでしょうけれども、誰も受け止めきれないことを察知し、トーク内では引っ込めていたのがいい思い出です。
----------------------
ハイナ
----------------------
『フロムダスク・ティルドーン』(96年 アメリカ)
takaSHI'Tさん紹介作品と、ダニートレホ出演作品で被るという嬉しい共通項がありつつも。またしてもゾンビは出演しない作品を紹介。
前半後半で作品のトーンがガラッと変わる衝撃は、私の映画体験の中でも特に印象的でした。ほかに、舞台美術の下世話さが増せば増すほど残酷描写の威力が弱まってくアタリもライトに見られる両作品です。2.3と続いていますが出演者全員が鑑賞しているも、内容を忘れているので。1以外は見なくてもいいでしょう。
こちらの作品は、紹介後フロアの方々2〜3人から声をかえていただき、また見たくなってきたなーって感じです。
ポイント①
激シブのジョージクルーニー&ロリコン・タランティーノの犯罪兄弟がメキシコに逃亡する前半は犯罪心理劇としてスリル満点
ポイント②
中盤から突如、おっぱい・暴力・特殊メイクのスプラッタームービーに激変!自分が何を見ているのか分からなくなる衝撃体験
ポイント③
噛まれたら感染・ヘッドショット決めないと死なない等、ゾンビ設定と入れ子状態になる吸血鬼集団がたまってる店の美術が最高!
----------------------
KIM
----------------------
最後、今回一番カッケー衣装×ジャックメイクで参加してくださったKIMさんが紹介くださったのはこちら!
『ウォームボディーズ』(13年 アメリカ)
さすが、一番大人なKIMさんはポイント(日本語で言えば”要点")をきちんと抑えて紹介してくれました。
ポイント①
ゾンビが恋をする
ポイント②
ゾンビが人間に戻る
ポイント③
マルコビッチが出る
一見キャッチーなゾンビ映画にもみえますがゾンビ映画史観でとらえたこの作品の解説は見事で「悪趣味」とされてきたホラー&ゾンビ映画がだんだんと恋愛要素などで漂白されている状況について語っていました。
ちょーざっくりだと。ゾンビ映画はルールの更新がされていて、
死者が蘇る・ゆっくり歩く・体液で感染みたいなルールで登場した跡に、80年代に「スリラー」のPVで機敏におどりだして、90年代に走り始めたり、ゲームの世界に派生して人間以外の生物が脅威になったりするなどのルールの更新が行われました。さらに00年代に入るとゾンビと一緒にゲームをするシーンが出てきてどんどん飼いならされていくわけです。そのルールの最先端としてKIMさんの選んだ映画が「warm blood」でゾンビが人間に恋をする。という新しい描写がはいったと。KIMさんが恋愛映画好きってわけではなくて、このゾンビ映画の最新のルール更新で腰砕けという紹介でした。
あと、映画ではないのですがdead islandのゲーム紹介もあり、ゾンビに翻弄される家族愛について熱く語りそうになったのをとっさにわたしが制止したのもいい思い出です。
という訳で、トークだけで80分を費やしたイベントでしたが。もうちょっとスマートな進行にブラッシュアップさせつつ。音楽以外の暗くてセクシーな場所にあるあれこれを楽しめるイベントとして、今後もぼちぼちと続けていきたいと思います。
内装凝ることとかも楽しいし、出演者だけではなくってお客さん(ゾンビ)が来場するたびにちょっとフロアにざわめきが起きるのもフレッシュな体験だし、なにより今の沖縄で死人のフリした人達が夜中に出歩くのってクリティカルな不気味さがあっていいと思うんですよねー。
最後に、しゅうHATE!!さんやG-shelter黒澤さんが撮影した当日のゾンビの様子を貼りますね。
GシェルターホラーNight!いちかアダムスマジ可愛★KIMジャックサイコー!他のハッピー過ぎるホラコス陣も★!バッカサイコーした!めっっちゃ楽しかった!!アザしたm(_ _)m pic.twitter.com/IlfHd1OA05
— D†g×2しゅうHATE!!=DJ生活感 (@hateman02) 2014, 11月 1
ホラー映画バトル、僕はゴア熱映画!タカシさんはセンスと狂気のロードムービー、817氏はエンターテイメント重視のクールホラー!KIMさんは新感覚胸キュンゾンビ映画と四者四様! !一時間半ぐらいやったと思いますが全然足りない〜!! pic.twitter.com/iSqYgC6VPi
— D†g×2しゅうHATE!!=DJ生活感 (@hateman02) 2014, 11月 1
DJキムZOMBIE pic.twitter.com/8RMtKYYdKU
— G-shelter (@Gshelter) 2014, 10月 31
たかしっとDJが素敵で贅沢なパーティやな pic.twitter.com/nz5edvSBgc
— G-shelter (@Gshelter) 2014, 10月 31
ジバニャンとキキとセーラー服と機関銃と。 あざとさと、女捨ててる子のギャップ。 pic.twitter.com/A4XXsP81Xl
— G-shelter (@Gshelter) 2014, 10月 31
— D†g×2しゅうHATE!!=DJ生活感 (@hateman02) 2014, 11月 1
次回のゾンビナイトは年明けてからだなー
今回来た方も来てない人も、次回は死んだフリして遊びに来てください!
メロウ
速すぎることもなく、遅すぎるわけではなくて。体にリズムが満ち満ちているように感じるとき。
はじめから、圧倒されているわけじゃないけれど、ある瞬間からふと「それ」に飲み込まれていることに気がついたとき。
じんわりとメロディーが染み込んできて、自然と体が動き出してしまう、その時。
まるで、静かな映画のエンドロールみたく。
まるで、きれいな文庫本の最後の3ページみたく。
まるで、あの娘がうつむいて少し笑うときみたく。
僕の感情を流れている血液が、ゆっくりとしたビートを湛えながら、体中に「メロウ」をゆきわたらせるのです。
そして。
上がりすぎることなく、下がりすぎることなく、その緩やかな波形はどんどん曖昧になって、やがて僕は眠ります。
おやすみなさい。
(2006/4/20)
【テキスト再発】レム睡眠 2006/11/15
いつでもこんばんわ、ハイナです。
mixi蜜月の時代に書いた日記や過去ブログの記事をたまーにこちらでサルベージします。
以前にmixiやブログで自分で書いたテキストを再掲載するときは【再発】ってつけます。
前回のエントリーのホラ編集は今回の再発エントリーの時に思いついた嘘描写mixで、追体験を振り切りたいがための手法だと思ってます。
🔽それでは、八年前のタイに住んでいたときのエントリーです🔽
レム睡眠 −2006年11月15日− mixi
タイ人の友人とぷらぷら近所にいたら、たまたま日本人の友人に出くわしたので、かるーく二人を紹介しあって、三分くらいタイ語で会話をしてバイバイしました。
そして、またぷらぷらを再開しようと友人を見やると、彼の瞳孔がハートマークになっていて、顔面のすべての筋肉が弛緩していたので、僕はとってもあわててすぐに彼をタクシーに押し込み、一番近い総合病院に連れてゆきました。
「救急患者です!一刻でも早い処置をお願いします!」
というタイ語が判らないので、整理番号をもらって普通に列に並びました。 その間も彼は、先ほどの日本人の名前をつぶやき続けながら、前世と未 来の彼岸をさまよい続けているようでした。このまま彼を放っておいたら、内面宇宙から浮上することが非常に難しくなりそうな病状であることは、素人の僕に でも予想がつきます。しかし、長蛇の列はじりじりとしか進まず(バンコク名物の大渋滞)、僕は7165番の番号札を握り締めるばかりです。
それからどれだけ時間が経ったのでしょうか、やがて彼は処置室に通され、なんて書いてあるかわからないタイ語の赤いランプが入り口ドアの上に灯 りました。 このような状況で僕がどうしたら良いのかわかりませんので、ベンチに浅く腰掛け、頭をがっくり落として傍から見ると祈っているようなポーズを とっていました。本当は「タイの看護婦の服ってデザインが良くないな」って考えていました。
意外なくらいすぐに短い機械音が「ポゥン」となって、ふと見上げると、赤いランプは消灯しており医者らしき男性がマスクをとりながら僕に話しかけてきました。
医者:彼の付き添いかね?
僕:チャイカップ(そうです)
医者:非常に言い難いのだけれど、残念ながら、処置が遅すぎて彼は・・・
僕:アライナ?(なんですか)
医者:え、えっと、だから。彼は処置が遅れたせいで、デレデレ病は治らないいんだよ。
僕:チュアイプートチャチャー(ゆっくり喋ってください)
医者:んー、何?君なんなの?とにかく、安静にしてりゃー命に別状はないと思うから、適当な薬処方しておくから。駄目だったら残念だね。
とかいうやり取りだったと思います。その後薬局で、嗅ぎタバコとビタミン飴とオロナインとレモングラスの種を処方してもらった後、(飴だけパクって)診断書とともに彼のバックに詰め込みました。
そして、相変わらず前後不覚の彼を引きずって地下鉄に乗り込み、スラム街のはずれにある彼の家に向かいました。デレデレ病が発症している彼はなにやらつぶやき続けています。
「遠い昔、俺は漁師だったんだ。ハイナも同じ船で働いていた。そしてあの彼女は毎日家で俺たちを待っていたんだ。大きい魚が獲れた日には、浜辺 でずっと飲み明かし、食べ明かしたものさ。 そうして、久年がたった今日という日。俺はまた彼女に出会ったんだ。そしてこれからは・・・」
彼は、スタンダードなフャンタジー型前世因業説を語り始めています。デレデレ病があちこちに転移しはじめている証拠です。もし、このまま症状が 進むと、夢と現実の区別がつかなくなる「ぶらぶら病」になってしまいます。 僕はそれだけは避けたいと思いました。なぜなら「ぶらぶら病」の恐ろしさを誰 よりも痛感しているのが、このような日記を書いている僕自身なのですから。 そして、地下鉄の構内から地上に這い上がり、もはや顔の輪郭がハート型になっ ている彼を小脇に抱え、スラム街を突っ切りました。速く彼を家まで送って、全てを保護者に任せて僕は酒を飲みにいきたかったのです。
スラム街は昼間だというのに薄暗く・・・・まぁそれ以外の記述は、タイのスラムに行った事ないので省略します。
こうして、スラム街で2000文字分くらいの苦労もして、息も切れ切れで、遂に彼の家に着きました。 力いっぱいドアをたたきながら「ポーポーメーメ」と叫びました。
すると間もなく、彼の父親が平日の昼間だというのにリラックスしきった様子で玄関から出てきました。
「あぁ、前の日本人じゃん。どうしたの?」
どうしたもこうしたもありません。彼の長男が、両親の投資した学費分の労苦を体験せぬまま、病床に臥してしまうところなのです。わかる限りのタイ語を駆使して、今日彼に起こったことを説明しました。 しかし、全てを聞き終わった後、余裕綽々で彼の父はこういいました。
「うん、それ面白い話だね。だからそうやって重そうなハートマークを持ってきたの?」
一瞬、たじろいだ僕が小脇に抱えた彼の様子を見ると、なんと遂に彼はハートマークそのものになってしまっていたのです。あぁ、なんということで しょう。もはや原型すら留めずに、シンプルなハートマークになってしまった彼。全ては僕の責任です。友人の日本人を紹介しなければ。救急という単語を知っ ていれば、ビタミンの飴を盗まなければ、スラム街をスムーズに通り向けていたら・・・もう少し速く家に届けていればれば、僕は知らん振りして酒飲んでいら れたのに。 さまざまな思いが交錯し、ぐわんぐわんになっている僕に彼の父が続けます。
「あぁ、ごめん。リアクション薄かった?まぁまぁ、面白い話だと思うよ。俺には関係ないけどね。長男さっき帰ってきちゃったのが、ちょっと残念だ ね。それで話がインパクトに欠けちゃったわな。 (家の奥に向かって)おーい、なんかお前の友達来てるぞ、ハートマークの日本人だけど。」
すると間もなく、家の奥から、手元でハートマークになってしまったばかりのはずの彼が出てきました。
「ん、ハイナじゃん。どうしたん、重そうな荷物もって。」
何もかも、混乱しきった僕は何も言わずにその場から去りました、徐々に歩を上げて、挙句、無我夢中で走りました。口の中では「ダッシュ!ダッシュ!ダッシュ!鼻をかむのはティッシュ!」という、実弟が5歳のときに作った歌を歌っていました。
夕暮れが近づき、長距離の移動で疲れきった僕は、屋台のプラチックのいすに腰掛け、ビールを注文しました。 初めのグラス一杯を一気に飲み干し、少し落ち着いた気持ちで考えました。
「なんだ、結局酒飲めたじゃん。ラッキー。やっぱ運動後のビールほどうまいものはないね。」
と、当初の目的を無事に果たした僕は、ほろ酔いのステップで家路に着きました。
そして、持ち帰ったハートマークは枕にして眠っています。
その後、彼も僕も元気です。
SATURDAY NIGHT ZOMBIES
いつでもこんばんはハイナです。
今日は、私が30歳になった夜に過ぎていった景色について・・
第一部 G-shelter Zombie Night
私の30歳の誕生日となる2014年8月17日に、G-shelterで「ゾンビナイト」というイベントを開催しました。
このイベントはフロアをゾンビ一色で染めたかったので、ゾンビメイクが上手ななみつんをお迎えし、DJ+映画トークで昨今話題に事欠かないゾンビについて、アレコレな角度で楽しめるって趣旨を通したかったので、ついては来場者の方にも気合いを入れていただこうとゾンビメイクの方のみ入場可能というめっちゃ強気なドレスコードを設けたのです(んが、それが見事にこけてしまったことは今後の教訓にするとして)充実の内容で楽しい夜になりました。
DJとして参加いただいたしゅうHATEさんとtakaSHI’Tさんのプレイもホラーでゾンビな楽曲の嵐で素晴らしかったのはもちろんなのですが、おすすめゾンビ映画トークの時間を設けて、プロジェクターでばっこんジャケ写をスクリーンに映しながら、3人でウィワイとゾンビ映画の話をしているときも凄くいい時間だったです。
普段、音楽関係の夜遊び場所で良く会う先輩方なのですが、ゆっくりとその場所にあるコト以外の話をする機会もなく、それぞれのゾンビ表象の見解を伺えるのは楽しいし、トークの合間にフロアからの同意の声が上がるのも気分がいいものでして、音楽ではない文化をめぐる声をサウンドシステムを通して聞けるのはフレッシュな体験。
客足こそ伸びなかったものの、音楽だけでは補いきれない文化ハングリーな我々の胃袋を満たしてくれるいいトライとなりました。
Zombie DJs
つって、イベント終了1時間前くらいからぼんやりと上記のようなイベントの振返りモードで余韻に浸り始めたところ。
エントランス付近で階段を駆け下りてくる足音が聞こえてきたのです!
なんだなんだと思うよりも早く雪崩込んできたのは、タンクトップ×ホットパンツ×ゾンビメイクの女子四人組!!!!
(この衝撃の補足をすると、我々那覇の隅っこでわいわいと夜遊びしている我々は、アッパー系の20代前後女子ってあんまり会う機会がないです。)
ただただ驚いていたのですが、その女子チームは流れ込むなりそのままトイレにin!!! しばらく出てこないのです。
そーするとあれだ、フロアの雰囲気と自分らチームのバイブスが合わないことを相談しつつ、次の店のアタリをつけつつ、とりあえず洗面台を介しての自撮りをかましてさよーならー。っというパウダールームなトークをしているのかと空想してたのですが、何故かぞろぞろとフロアに復帰し、テキーラキメてグイグイと踊りだしました。(ありがとうゾンビ)
その一連の出来事を受け止めた我々DJチームは、ゾンビ四方山話を中断し慌ててテキーラを追加投入して戦線復帰。ちょうどタイミングよく脳みその形をしたバースデーケーキをいただき、さらに盛り上がるゾンビたち。
そしておもむろに大先輩のtakaSHI’Tさんが、「aaight ft.KOHH & Maria」と「ANARCHY/Shake Dat Ass ft.AISHA」をブッカマして、ギャルゾンビ4人組がぶんぶんケツ振りダンスをしていたときに、DJとダンスの体の中からクラブカルチャーが溢れ、皆で脳みそをむさぼり食べておりました。
第二部 Ku'damm
して、パーティは終わり。
ちゃっちゃと片付けをしてから、ナイスメイクでゾンビ化した小踊パン姫(仮名)と一緒に向かうは熱血社交場。
私が唯一通い続けているテクノ(等)イベント、クーダムのフリーエントランスパーティーを襲撃し、100名近くの人間どもを食い荒らしながらカラッポの俺ゾンビの腹に響くキックキックキックキック!を食らいながら感じながら「ゾンビメイクって悪目立ちするなー」と考えたり。照明係のキラキラ富山さんが挨拶もそこそこに、私の顔を指して笑ってたりしてました。ショック。
--
そして、ドリンクカウンターで先ほどの美女ゾンビがナイスガイに治癒されている見るのも一興。私はトイレ前ですれ違った黒色ライター君(仮名)と、パン姫をつけて別の狩猟所を探して、再び国際通りに這い出てゾンビウォークをかましながらファミリーマートでプレミアムモルツ接種。
すでに結構酔っぱらっている、ライター君を先導しつつ。「ルナティックローズ」に入店し、オーセンティックユタのバーテンから勧められたヤモリコークとかガジュマル焼酎を飲みながら、パン姫と人間時代の反省をしていたのですが、ライター君がトイレから戻ってないことに気がついて廊下のほうに目を向けてみると、なんと彼がドアをぶち破って逃げようとしているのです!
慌てて追いかけてみると、かれは勢い余って階段の下に転がり落ちておりアーメン。虫の息の彼をどのように処理しようかと困っていたところで、ナイスタイミングで黒澤さんから電話あって、これから帰るとのこと。
こりゃ幸いとライター君の状況を説明し彼の墓場(実家)まで送り届けてもらうことになりました。
第三部 どん亭前
「ルナティックローズ」から、グランドオリオン通り、牧志公園までライター君だった”肉”を運んでいると、ゾンビ二人が人間を運搬している様子を
CLUB CLUTCH前のニーニーに揶揄われたりしつつ、なんとか安里十字路。しっかし、重くて重くてこまる彼の肉体に我々ゾンビの体もあちこちが引きちぎれてしまってもはやこれまで。
どん亭あたりで絶望していると、ピカーン! 私にいいアイデアが思い浮かんだのです。
私はおもむろにiPhoneを取り出し、youtubeでMARVIN GAYE Whats Going Onを検索し音を鳴らしてみるとどうでしょう。
クロライター君の肉体が発光し、次の瞬間彼は生き返って歌い始めたのです。
母さん、母さん、
あなたは尽きることなく涙を流している。
兄弟よ、兄弟よ、
みんな遠くであまりに多くの命を落としている。
何か方法を見つけなくちゃならない。
今日ここに愛をもたらす方法を。
感動した小姫ゾンビと俺ゾンビは、その場に立ち尽くし
ライターの体に憑依したマービンゲイの歌声にただただ涙しておりました。
彼の復活に歓喜して
そして音楽のパワーに打ちのめされて。
どん亭前で。
すごく腹が減っていて。
そして、別の夜に旅立つ小姫とさよならし、
またしっかり自立歩行できるようになった平良くんに水を3リットルの与えて
私の30代最初の夜はフェードアウトしましたとさ。
追伸(というか、これがメイン情報)
という訳で、冥界の入り口となった「Zombie night」とハロウィンバージョンを10/31(金)にG-shelterで開催しますよ!みんなで魔界の扉を開けよう!!!
(((HALLOWEEN zombie !!)))
10/31(金) 21:00〜 at G-shelter
1,000yen
【DJ’s】
takaSHI’T
KIM
しゅうHATE!!!
817
※ホラー映画トークバトルもあります
※今回はゾンビメイク縛りなどのドレスコードありませんが、ハロウィーン全般なコスプレの方には試験管ショットのサービスあります。