我如古地下放送局

沖縄のタイポップDJ。平日リーマン。G-shelterスタッフ毎日我如古(だった)

SATURDAY NIGHT ZOMBIES

いつでもこんばんはハイナです。

今日は、私が30歳になった夜に過ぎていった景色について・・

 

第一部 G-shelter Zombie Night

私の30歳の誕生日となる2014年8月17日に、G-shelterで「ゾンビナイト」というイベントを開催しました。
このイベントはフロアをゾンビ一色で染めたかったので、ゾンビメイクが上手ななみつんをお迎えし、DJ+映画トークで昨今話題に事欠かないゾンビについて、アレコレな角度で楽しめるって趣旨を通したかったので、ついては来場者の方にも気合いを入れていただこうとゾンビメイクの方のみ入場可能というめっちゃ強気なドレスコードを設けたのです(んが、それが見事にこけてしまったことは今後の教訓にするとして)充実の内容で楽しい夜になりました。
DJとして参加いただいたしゅうHATEさんとtakaSHI’Tさんのプレイもホラーでゾンビな楽曲の嵐で素晴らしかったのはもちろんなのですが、おすすめゾンビ映画トークの時間を設けて、プロジェクターでばっこんジャケ写をスクリーンに映しながら、3人でウィワイとゾンビ映画の話をしているときも凄くいい時間だったです。
普段、音楽関係の夜遊び場所で良く会う先輩方なのですが、ゆっくりとその場所にあるコト以外の話をする機会もなく、それぞれのゾンビ表象の見解を伺えるのは楽しいし、トークの合間にフロアからの同意の声が上がるのも気分がいいものでして、音楽ではない文化をめぐる声をサウンドシステムを通して聞けるのはフレッシュな体験。
客足こそ伸びなかったものの、音楽だけでは補いきれない文化ハングリーな我々の胃袋を満たしてくれるいいトライとなりました。

 

 

f:id:hainer:20141024205437j:plainZombie DJs



つって、イベント終了1時間前くらいからぼんやりと上記のようなイベントの振返りモードで余韻に浸り始めたところ。
エントランス付近で階段を駆け下りてくる足音が聞こえてきたのです!

なんだなんだと思うよりも早く雪崩込んできたのは、タンクトップ×ホットパンツ×ゾンビメイクの女子四人組!!!!
(この衝撃の補足をすると、我々那覇の隅っこでわいわいと夜遊びしている我々は、アッパー系の20代前後女子ってあんまり会う機会がないです。)

 

ただただ驚いていたのですが、その女子チームは流れ込むなりそのままトイレにin!!! しばらく出てこないのです。


そーするとあれだ、フロアの雰囲気と自分らチームのバイブスが合わないことを相談しつつ、次の店のアタリをつけつつ、とりあえず洗面台を介しての自撮りをかましてさよーならー。っというパウダールームなトークをしているのかと空想してたのですが、何故かぞろぞろとフロアに復帰し、テキーラキメてグイグイと踊りだしました。(ありがとうゾンビ)

その一連の出来事を受け止めた我々DJチームは、ゾンビ四方山話を中断し慌ててテキーラを追加投入して戦線復帰。ちょうどタイミングよく脳みその形をしたバースデーケーキをいただき、さらに盛り上がるゾンビたち。
そしておもむろに大先輩のtakaSHI’Tさんが、「aaight ft.KOHH & Maria」と「ANARCHY/Shake Dat Ass ft.AISHA」をブッカマして、ギャルゾンビ4人組がぶんぶんケツ振りダンスをしていたときに、DJとダンスの体の中からクラブカルチャーが溢れ、皆で脳みそをむさぼり食べておりました。

第二部 Ku'damm


して、パーティは終わり。
ちゃっちゃと片付けをしてから、ナイスメイクでゾンビ化した小踊パン姫(仮名)と一緒に向かうは熱血社交場。
私が唯一通い続けているテクノ(等)イベント、クーダムのフリーエントランスパーティーを襲撃し、100名近くの人間どもを食い荒らしながらカラッポの俺ゾンビの腹に響くキックキックキックキック!を食らいながら感じながら「ゾンビメイクって悪目立ちするなー」と考えたり。照明係のキラキラ富山さんが挨拶もそこそこに、私の顔を指して笑ってたりしてました。ショック。

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そして、ドリンクカウンターで先ほどの美女ゾンビがナイスガイに治癒されている見るのも一興。私はトイレ前ですれ違った黒色ライター君(仮名)と、パン姫をつけて別の狩猟所を探して、再び国際通りに這い出てゾンビウォークをかましながらファミリーマートプレミアムモルツ接種。
すでに結構酔っぱらっている、ライター君を先導しつつ。「ルナティックローズ」に入店し、オーセンティックユタのバーテンから勧められたヤモリコークとかガジュマル焼酎を飲みながら、パン姫と人間時代の反省をしていたのですが、ライター君がトイレから戻ってないことに気がついて廊下のほうに目を向けてみると、なんと彼がドアをぶち破って逃げようとしているのです!
慌てて追いかけてみると、かれは勢い余って階段の下に転がり落ちておりアーメン。虫の息の彼をどのように処理しようかと困っていたところで、ナイスタイミングで黒澤さんから電話あって、これから帰るとのこと。
こりゃ幸いとライター君の状況を説明し彼の墓場(実家)まで送り届けてもらうことになりました。

 

第三部 どん亭前



「ルナティックローズ」から、グランドオリオン通り牧志公園までライター君だった”肉”を運んでいると、ゾンビ二人が人間を運搬している様子を
CLUB CLUTCH前のニーニーに揶揄われたりしつつ、なんとか安里十字路。しっかし、重くて重くてこまる彼の肉体に我々ゾンビの体もあちこちが引きちぎれてしまってもはやこれまで。

どん亭あたりで絶望していると、ピカーン! 私にいいアイデアが思い浮かんだのです。
私はおもむろにiPhoneを取り出し、youtubeMARVIN GAYE Whats Going Onを検索し音を鳴らしてみるとどうでしょう。
クロライター君の肉体が発光し、次の瞬間彼は生き返って歌い始めたのです。


母さん、母さん、
あなたは尽きることなく涙を流している。
兄弟よ、兄弟よ、
みんな遠くであまりに多くの命を落としている。
何か方法を見つけなくちゃならない。
今日ここに愛をもたらす方法を。

 

 




感動した小姫ゾンビと俺ゾンビは、その場に立ち尽くし
ライターの体に憑依したマービンゲイの歌声にただただ涙しておりました。

彼の復活に歓喜して

 

そして音楽のパワーに打ちのめされて。

 

どん亭前で。

 

 

すごく腹が減っていて。


 



そして、別の夜に旅立つ小姫とさよならし、
またしっかり自立歩行できるようになった平良くんに水を3リットルの与えて

 

私の30代最初の夜はフェードアウトしましたとさ。

 

 

 

 

追伸(というか、これがメイン情報)

という訳で、冥界の入り口となった「Zombie night」とハロウィンバージョンを10/31(金)にG-shelterで開催しますよ!みんなで魔界の扉を開けよう!!!

 

(((HALLOWEEN zombie !!)))

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10/31(金) 21:00〜 at G-shelter

1,000yen

【DJ’s】

takaSHI’T
KIM
しゅうHATE!!!
817

※ホラー映画トークバトルもあります

※今回はゾンビメイク縛りなどのドレスコードありませんが、ハロウィーン全般なコスプレの方には試験管ショットのサービスあります。