我如古地下放送局

沖縄は安里のG-shelter でスタッフやってます。平日リーマン。毎日我如古。

HALLOWEEN ZOMBIE NIGHT レポート

いつでもこんばんは、ハイナです。

 


去る10/31にG-shelterにて「ハロウィーンゾンビナイト」を開催しました。沖縄県内屈指のDJかつゾンビフリークでもある諸先輩をお招きしてホラーな楽曲少々とホラー話を行うという、私が最近こっている音楽×駄話なイベントをハロウィンにぶつけてみたわけです。

 



近年特に盛り上がっているハロウィンですが、私が思うにダイソーでのハロウィングッズのラインナップが年々充実してきていることと、ドン・キホーテでの仮装グッズの充実などと比例して、消費者のテンションも上がってきているのじゃないかなーと。


特に今年はいままででピークとも思えるようなハロウィンの盛り上がりだったようですが「ちょっと変わった買い物ができて、SNS投稿のネタ作りができる楽しい日」として最適な日になっているのではないでしょうか。スポーツと違って勝ち負けがないし、衣装がんばればモテるかもしれないっていうセクシーな可能性もまたハロウィン人気を下支えしているのかと。(コスプレ文化の隆盛よりも、コスプレ衣装の隆盛の方がハロウィンブームに寄与しているって話ね)

 



それで、私は私で前回も書いたようなゾンビイベントを続けたいのもあり、時流に乗ることで出会ったことない人にも会えるかもをいう期待を込めてゾンビナイトをハロウィンの日に開催しました。結果前回よりも参加者もグッと増えましたし、内装としてG-shelter内にローソクをたっぷり設置できたことも新しい体験でした。


あと、参加者の皆さんもイケてて、アダムスファミリー。ゾンビ女子高生。魔女の宅急便の危機。サリー。ジャック。激かわいいメイドゾンビ−ズなどポップに昇華されている衣装をほぼDIYで展開していただけたのもG-shelterとしては嬉しゅうございました。私は朝からゾンビ出社して、同僚たちのハロウィンテンション(既製品が多かったです)にヤラてしまって、もはやイベントのときには映画の話をすることに焦点を絞っておりました。


さて、当イベントについてなにより記録しておきたいのは、前回からさらにボリューム(時間×内容)を増した、充実の映画トークの時間についてです、この下に各参加者のおススメ映画とそのポイントを記録しておきます。

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しゅうHATE
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『悪霊のはらわた』(12年 スウェーデン)
さすがビデオ屋で勤務しているだけあってジャケットからインパクトのある大ネタを持ってきてくださいました。前回の映画紹介のときにはデーモンズゲート’95(デモンズ’95 ※2014/11/26修正)というレアVHS(未DVD販売)紹介だったため、お勧めされても見ることが難しいネタを反省したのか、だいぶ手に入りやすい作品の紹介になりました。

ポイント①
サム・ライミ監督の『死霊のはらわた(’81)』のリメイク(オマージュ)作品 。 だがしかし『死霊のはらわた』からコミカルな所を完全に削ぎ落として、見る側に逃げ場を許さない激ゴア映画に再構築させている。

ポイント②
ホラー映画のお約束なストーリー 「アタマ悪そうな若者→なんだか分からない邪悪なモノにブッ殺される」を笑いナシで真面目、且つ、リアリティを待たせ”ブッ殺し”を徹底している。

ポイント③
ただただオリジナルのストーリーに沿って作り直すのではなく、自国の-言い伝え/伝説-に絡めて設定を変えてしまったり(死霊→妖精) 独自の解釈を加えて”再構築”させている 当然、低予算。


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takaSHI’T
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「デビルズ・リジェクト マーダー・ライド・ショー2』(05年 アメリカ)」
ゾンビフリークであることはもちろん、スプラッター/ホラー方面にも明るい(←って凄い紹介・・)takaSHI’Tさんが今回紹介したのが「デビルズ・リジェクト マーダー・ライド・ショー2』
日本版と洋版のジャケットの違いなどビジュアル面からはいり、国ごとのホラー描写の扱いの違いについて話しておりました。残酷描写をクールに描く手腕もさることながら、いつの間にか暴虐家族に感情移入してしまうという倒錯に酔える名作とのこと。こちらの作品もレンタルしやすいのでぜひ!


ポイント①
前作の『悪魔のいけにえ』オマージュなホラー作品と打って変わり、70'sアメリカンニューシネマ感があるホラー趣向なバイオレンス映画として存分に機能してる素晴らしい作品。

ポイント②
殺人逃避行のファイアフライ家と一家に兄を殺されたワイデル保安官の復讐劇。後半、鬼畜な行動に走る保安官の正義と悪の逆転っぷりに捕らえられた極悪な一家に感情移入してしまう。

ポイント③
ワイデル保安官に雇われた一味に『サランドラ』のマイケル・ベリーマン、ダニー・トレホその相棒役にダイヤモンド・ダラス・ペイジとアメリカンプロレスファンも高まるキャスティング

アメリカンプロレスのスターも出演で、takaSHI’Tさんはそっち方面の話をもっとしたかったでしょうけれども、誰も受け止めきれないことを察知し、トーク内では引っ込めていたのがいい思い出です。



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ハイナ
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『フロムダスク・ティルドーン』(96年 アメリカ)
takaSHI'Tさん紹介作品と、ダニートレホ出演作品で被るという嬉しい共通項がありつつも。またしてもゾンビは出演しない作品を紹介。
前半後半で作品のトーンがガラッと変わる衝撃は、私の映画体験の中でも特に印象的でした。ほかに、舞台美術の下世話さが増せば増すほど残酷描写の威力が弱まってくアタリもライトに見られる両作品です。2.3と続いていますが出演者全員が鑑賞しているも、内容を忘れているので。1以外は見なくてもいいでしょう。
こちらの作品は、紹介後フロアの方々2〜3人から声をかえていただき、また見たくなってきたなーって感じです。

ポイント①
激シブのジョージクルーニー&ロリコンタランティーノの犯罪兄弟がメキシコに逃亡する前半は犯罪心理劇としてスリル満点

ポイント②
中盤から突如、おっぱい・暴力・特殊メイクのスプラッタームービーに激変!自分が何を見ているのか分からなくなる衝撃体験

ポイント③
噛まれたら感染・ヘッドショット決めないと死なない等、ゾンビ設定と入れ子状態になる吸血鬼集団がたまってる店の美術が最高!

 

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KIM
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最後、今回一番カッケー衣装×ジャックメイクで参加してくださったKIMさんが紹介くださったのはこちら!

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『ウォームボディーズ』(13年 アメリカ)

さすが、一番大人なKIMさんはポイント(日本語で言えば”要点")をきちんと抑えて紹介してくれました。

ポイント①
ゾンビが恋をする

ポイント②
ゾンビが人間に戻る

ポイント③
マルコビッチが出る


一見キャッチーなゾンビ映画にもみえますがゾンビ映画史観でとらえたこの作品の解説は見事で「悪趣味」とされてきたホラー&ゾンビ映画がだんだんと恋愛要素などで漂白されている状況について語っていました。

ちょーざっくりだと。ゾンビ映画はルールの更新がされていて、
死者が蘇る・ゆっくり歩く・体液で感染みたいなルールで登場した跡に、80年代に「スリラー」のPVで機敏におどりだして、90年代に走り始めたり、ゲームの世界に派生して人間以外の生物が脅威になったりするなどのルールの更新が行われました。さらに00年代に入るとゾンビと一緒にゲームをするシーンが出てきてどんどん飼いならされていくわけです。そのルールの最先端としてKIMさんの選んだ映画が「warm blood」でゾンビが人間に恋をする。という新しい描写がはいったと。KIMさんが恋愛映画好きってわけではなくて、このゾンビ映画の最新のルール更新で腰砕けという紹介でした。
あと、映画ではないのですがdead islandのゲーム紹介もあり、ゾンビに翻弄される家族愛について熱く語りそうになったのをとっさにわたしが制止したのもいい思い出です。


という訳で、トークだけで80分を費やしたイベントでしたが。もうちょっとスマートな進行にブラッシュアップさせつつ。音楽以外の暗くてセクシーな場所にあるあれこれを楽しめるイベントとして、今後もぼちぼちと続けていきたいと思います。
内装凝ることとかも楽しいし、出演者だけではなくってお客さん(ゾンビ)が来場するたびにちょっとフロアにざわめきが起きるのもフレッシュな体験だし、なにより今の沖縄で死人のフリした人達が夜中に出歩くのってクリティカルな不気味さがあっていいと思うんですよねー。

最後に、しゅうHATE!!さんやG-shelter黒澤さんが撮影した当日のゾンビの様子を貼りますね。

 

 

 

 




次回のゾンビナイトは年明けてからだなー

 

 

今回来た方も来てない人も、次回は死んだフリして遊びに来てください!